人一倍 敏感な気質をもつ娘のこと(幼稚園へ行きたくない)

下の写真は、幼稚園 卒園の数日前に娘が書いた手紙です。

「年少、年中の頃、泣いてお部屋に入らなかった」ということが書いてあります。

そして、「お母さんは、そばに居てくれたね」という感謝が。。。

この手紙を読むたびに、申しわけなく思う気持ちで胸がキュッとします。

HSCの娘にとって、幼稚園のお部屋の中は、とても怖くて緊張する場所だった ということを

分からないまま、長く無理に通わせてしまって。。。

気づいてあげられなくて本当にごめんなさい という気持ちです。

娘は、登園すれば「嫌だ」「帰る」と泣き、

お部屋へ連れて入ろうとすれば、逃げ回っていました。

9時を過ぎると、先生が、「お預かりします」と仰って、

「お母さん、帰ってください」という無言のメッセージをくださるのですが、

私が帰ろうとすれば追いかけてきて、服を掴んで離しません。

先生に抱きかかえられた娘は、さらに泣き叫び「置いて行かないで」と必死に訴えていました。

迎えの時間、娘は、怒った顔で部屋から出てきて

「なんで、ここに置いて行くんだ」というように、私に詰め寄ります。

すぐさま「帰る」と言って、園庭で遊ぶことなく帰宅します。

そんな毎日が、年少の間 続きました。

私はこの頃、娘が泣いて嫌がる理由を、「甘えた」だからだと思っていました。

甘えたで臆病だから、こんなにも幼稚園を嫌がるんだって。

ですから、嫌がっても通わせて、慣れてもらわなければと考えてしまっていました。

色んな刺激に敏感で、苦手なものがたくさんあるという事を知らないままに。。。

通わせるほどに、感情はどんどん荒れました。

帰り道、突然、癇癪を起こすことが頻繁になって、道端に寝そべって泣き叫ぶ。

荷物を投げ散らかしたり、制服をぬぎ捨てたりという行動も出てきました。

感情を爆発させる娘に、私も連日イライラしてしまって。

ある時から、娘が「(名前)のこと好き?」と毎晩、不安そうに聞いてくるようになって。

お互いに、どんどん悪い方向へ進んでいってしまいました。

無理に通園させることはなかったのに、当時は、小学生になるための大切な時期 とか、

集団生活に慣れて社会性を身につける時期といった通念が、前に出てしまっていた。

加えて、娘と一日中一緒に居ることに、とても疲れてしまっていたので、

数時間くらい離れる時間が欲しいという本音もあり、通園を続けさせてしまって。

大きな負担を強いていたと猛省します。

HSCについての知識が早くから私にあれば、娘との向き合い方が違っていたはずです。

幼稚園選びについては、少人数の園など、娘にとって安心できる環境を用意してあげられたと思います。

例えばですが、3歳児健診で発育や発達をみる項目とは別に、「このような概念がありますよ 」という情報に

触れられたらよかったな

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